皆さまが考える良い歯医者の条件とは、どのようなことでしょうか?「歯や病気・治療方法に関する知識が豊富」と答える方もいれば、「施術の腕前が良い」と答える方、「患者への対応が親切」と答える方など、人それぞれ多岐に渡るでしょう。
良い歯医者の条件のひとつとして、「病気・治療方法について詳しい説明をしてくれる」と答える方もいます。自らの健康に関わることはきちんと理解しておきたい人がいるということが分かりますね。しかし、患者に対して色々と説明をしてくれる歯医者は意外と少ないと言われています。そこで、受診した時や治療に入る前に、以下のような事柄を自分から質問してみることも大切です。良い歯医者ならば、納得できる回答をくれることでしょう。
【症状の詳細】
たとえば、ひとくちに虫歯と言っても進行度があることをご存知でしょうか?虫歯と言えば、冷たいものが歯に沁みる、歯が痛むなどの自覚症状があるというイメージをお持ちの方がほとんどでしょう。しかし、必ずしも自覚症状があるわけではありません。
虫歯は、あまりに進行すると「歯髄(しずい)」と呼ばれる神経が壊死し、それまで感じていた痛みを感じなくなります。そして、初期虫歯にも自覚症状がありません。仮に「虫歯」とだけ説明されたら、進行度が深刻であるにも関わらず、同じく痛みがない初期虫歯と勘違いしてしまう方がいるかもしれません。そうならないためにも、虫歯に限らず、自身の歯の状態や症状は、医師にきちんと確認しておきましょう。
【治療方法】
抜歯などによって失った歯を補う治療方法には、「ブリッジ」「インプラント」「入れ歯」の3つがあります。では、ここで質問です。これらの治療方法の違いと、それぞれのメリット・デメリットはなんでしょうか?「質問されたところで、医者じゃないのだから分かるはずがない」と思う方は多いでしょう。その通りです。
患者は、歯や歯科治療に関するプロフェッショナルではないので、治療方法の名称だけを並べられても、内容の詳細については把握していない場合がほとんどです。できる限り費用がかからない治療を行いたい患者もいれば、リスクが一番低い治療を行いたい患者や、もっとも通院回数が少ない治療を行いたい患者もいます。希望する治療方法の条件は人によって異なります。自分の希望に沿った治療を受けるためにも、治療方法の詳細について質問しておきましょう。
【医療費】
治療方法にも関わりますが、治療全体にかかる医療費の概算を聞いておきましょう。治療方法の中には、健康保険の適用外で自費診療を行わなければならないものもあります。治療が終わった後にそのことを知っても、支払いに困ってしまいますよね。治療方法が選べる病気ばかりではありませんが、あらかじめ医療費を把握することで、治療を受けるか受けないかを決めたり、あるいは別の歯医者に行ってほかの方法がないかを探したりできます。
歯の治療を行う前には、ぜひ症状・治療方法・医療費の3つの事柄について、医師に確認してみてください。とはいえ、雰囲気によっては、質問することが躊躇われる場合もありますよね。質問をするためには、質問しやすい雰囲気の歯医者を探すことも大切です。
たとえば東京都の昭島市にあるこちらの歯医者では、スタッフ全員が「通いやすい歯医者」を目指して努力しています。患者に対する治療内容の説明なども行ってくれるので、安心して受診することができます。
歯医者の雰囲気は、その後の治療にも関わります。お住まいの地域の質問しやすい歯医者を探してみてはいかがでしょうか?